甘い秘密 1
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 それは確信だった。
 
「……ナミさん」
 夕暮れに染まるメリー号のみかん畑で寂しげに座っていたナミに、サンジはそっと近づいた。
「サンジくん」
 気づいた彼女が、ふっと顔を上げる。
 そのやわらかなオレンジ色に夕陽が溶け合って、きらきらと眩しくてサンジはそっと目を眇める。
「駄目ね、私も……サンジくんも」
「やっぱり駄目…かなぁ」
 苦笑してサンジもその横に腰をかけた。
 2人でキッチンの天井からぷらぷら足を投げ出して、後方甲板から遠く地平線をオレンジに染め抜いている夕陽を眺める。おだやかな波と共に髪をなぜる風も優しい。みかんの葉がさやさやと揺れる。
 やがてサンジが意を決したようにナミを見つめた。
 何もかもお見通しな彼女の目も、緋色から藍へと変わりつつある空をはっきり映してきらりきらり、サンジを見つめ返した。
 形のよいふっくらとした唇が、ふっとあきらめたように笑った。サンジもつられて苦笑する。
「末期だわ、ここまで来ると。」
「……それでもさ、欲しいんだよね」
 困ったようにサンジがぐるりと巻いた眉を下げた。白い頬を夕陽が染めている。
 自分の前でサンジがこんなに素直に感情を吐露するのも珍しい。ナミも笑って、ちょっと拗ねたように唇を突き出して見せた。
「そうよ。欲しいのよ」
「…じゃあそんな2人に」
「……乾杯」
 手には酒も、掲げる花もないけれど。
 そして2人はオレンジ色に染まる瞼をそっと閉じて、何より甘い口付けを交わした。
 
 
 ギイ、ギイ、と船が揺れている。
 波の穏やかな、静かな夜だ。昼間辿り着いたのは幾分小さな島だった。ログが溜まるまで5日間。念のため海賊旗と帆をたたみ島の裏手にメリー号を停泊させてから、久々の陸地に仲間は全員浮かれた足取りで降りていった。
 そう、ここにいる面々を除いては。
 
「こりゃまた随分なところに出くわしちまったな。悪ぃ、邪魔したか?」
 格納庫の扉を開け放った所で、奥のバスルームの扉近くに見知った黒髪を見つけたゾロはひょいと片眉をあげた。
 その音に気づいたルフィがひょっこりと顔を上げる。
「別にかまわねぇぞ、ゾロ。…そういうおめぇは何やってんだ?」
 不思議そうにゾロの後を見遣ったルフィに、ゾロはああ、と顎をしゃくってにやりと人の悪い笑みを作った。
「俺ぁ…今コイツをちょっとお仕置きしてやってんだよ」
 オラ入れよ、とゾロは背後に立っていたサンジの腕を取って倉庫内に引きずり込んだ。
「ぅあッ」
 両手を後で一括りにしばられていたサンジが、バランスを崩して倉庫の床にがくりと膝をつき、苦しげに顔をゆがめる。
 使い込んだ粗い木目の床に付いたその両膝は剥き出しだ。サンジが纏っているのは上半身に1枚のシャツだけで、普段は黒のパンツに隠された両脚がすらりと晒されている。
「へぇ、俺もだ!オシオキしてんだ!」
 でけぇ魚が釣れたぞ、と言うのと同じように純粋なままの目を向けてにっと笑うルフィに、ゾロが苦笑する。そのルフィの背後にうずくまる人物に目を見開いたのは、サンジだった。
「ナミ……さん」
「サ、ンジ、くん…」
 サンジ同様に後手に縛られたナミは赤く染まった顔を苦しげに歪めて、けれどどこか恍惚とした表情を浮かべたまま、とろりとした黒い瞳にサンジを映した。
 Tシャツと下着は胸上までたくし上げられ、ぷるりと大きな乳房が剥き出しになっている。ミニスカートからすらりと伸びる両足はルフィの手によって大きく開かされていた。
「あ……」
 息を呑んだまま目を離せないでいるサンジの視線に頬を染めたナミが、顔を伏せて身じろぎした。
 閉じようとした足はしかしルフィの手によって更に大きく、見せつけるように割り開かれてしまう。
「ナミ、濡れてきてんぞ」
「ぁッ!」
 足首を掴んでいたルフィの手が無造作にスカートの奥、薄いレース地の下着に潜りこんだ。何かを探るようにかき回した後、再び引き抜いた人差し指をナミに見せつけるようにぺろりと舐める。
「なんだよナミ、俺じゃなくてサンジに見られてるからかよ」
 口をとがらせて言う様子は普段と変わらないが、その目は笑ってはいなかった。
「あ、ちがッ……!」
 体を震わせて身を引こうとしたナミを、ルフィの手が押さえつけた。そしてその小さな下着をずるりと膝あたりまで引き下ろす。
「いやぁッ」
「ルフィ!乱暴すんなッ……ぐッ!」
 叫んだサンジは、しかし背後から伸びてきたゾロの手によって上半身を床に押しつけられた。
「ルフィ続けろよ」
 サンジの上でゾロが笑う。
「この前やったやつ、使ってんだろ?」
「おう」
 ルフィがゾロに見せるように、露になったナミの恥部を晒した。
 ナミが顔を真っ赤に染めて唇を噛むのを見て、サンジはその光景から目を逸らした。
 だがゾロの力強い手がサンジの顎をわし掴み、無理やりナミの方を向かせてその耳に囁く。
「おらテメェも見たいんだろ?よく見とけよ…お前の『大好きなナミさん』がトンでもないコトされてんぞ」
「……ッ!」
 ナミの秘部は既にしっとりと濡れていて、髪と同じ色をした淡い茂みから小さく窄まったアヌスまでもが丸見えになっている。
 そしてその二つの穴から穴を繋ぐように、1本のチューブのような細いビニール製の紐が垂れていた。先端はそれぞれの穴の中に消えていて、少したるんだ余りの部分のみが外に出ている感じだ。
 サンジの視線に気づいたのか、ルフィがその紐に指を引っ掛けて見せた。
「ナミすげぇ…ぐちゃぐちゃ」
 紐の埋め込まれた茂みの奥から後腔までは、ナミの愛液が伝い零れてぬるぬるしていた。それをつるりとなぞって、ルフィが浮かされたように呟く。
 そしてやおらグイッと、勢いよくその紐を引っ張った。
「ぁああッ!」
 途端にずるッと両方の穴の中から飛び出したのは、白いボール。恥部と後腔から1つずつ、ビー玉よりは大きいそのプラスチックの玉はぬらぬらとした液体で濡れそぼっていた。
 紐の両端から数珠繋ぎにくっついていたその玉の、更に先の紐はまだ両方の穴の中に埋まっている。
「ナミは何個咥えられた?」
「んー…何個かなぁ?思ったより少なかったぞ。」
 ゾロの問いにルフィの指が1本、器具を入れられたままのナミの秘所にずぶずぶ入り込んだ。
「あ…あ…ッ!」
 突っ込んだ指をぐるりと動かしながら、ルフィが考え込むように首を傾げる。
「わかんねぇけど、すげぇキツイ。ゴロゴロしてるし…これ入れたままで俺の入んのかなー?」
 その言葉にナミの顔が青ざめた。
「ぃや……」
「まぁたっぷり慣らせばイケんじゃねぇのか。お前のゴムだし」
 こともなげにゾロが言う。
「てめッ……ん、ぁぐッ」
 抗議の声を上げかけたサンジの口に、ゾロは顎を掴んでいた手の人差し指から3本を突っ込んだ。
 嫌がる頭を押さえつけ、サンジの背に馬乗りになって口内を蹂躙する。逃げる舌を捕まえてぐちゅりとかき回せば、ゾロの手を伝って溢れた唾液がサンジの喉を濡らした。
「いいから黙って見てろ。心配しなくてもテメェは後でもっと可愛がってやる」
 サンジの金髪を一房食みながらゾロが口を歪めた。肉食獣のような低い笑いを含んだ声はルフィと同じく暗くて強い何かを秘めていて、サンジの背がぞくりと震えた。
 
「今日はこれもつけるぞ」
 ルフィがナミの足に引っかかっていた下着を完全に取り去ると、ゴソゴソとポケットから取り出したのはクシャリと丸まった銀色の細いチェーンだった。
 ぶらりと広げたそれは一点を中心に3方向に分かれていて、言うなればYの字型をしている。
 3つの先端には金属の、小さな洗濯バサミのようなクリップがついていた。
「……ッ?」
 ルフィの手がナミの足にかかり、ナミが小さく身を震わせた。
 ルフィはその少し汗ばんだ白い乳房をわし掴み、既にツンと上を向いて立ち上がっていたピンク色の乳首をそのクリップで挟み込んだ。
「んッ」
 ひやりとした金属にきゅっと力強く挟まれて、ナミが声を上げる。
 ルフィはもう1つのクリップも同じようにもう片方の乳首に繋ぐと、垂れ下がった最後の鎖をナミの股間に持っていく。
「え…や!ルフィ、ダメッ……」
 意図に気づいたナミが体を捻るが、それを押さえつけてルフィは最後のクリップをナミの茂みの中からふっくりと顔をのぞかせていた濃いピンクのとがりにパチンと挟み込んだ。
「ひぁッ」
 乳首からクリトリスを繋いだ鎖が、ピンと伸びて綺麗なY字を作った。
「あ…ヤ…」
 小さく首を振るナミの、揺れる乳房をルフィが揉みしだく。柔らかく引き伸ばされ上下する乳首に合わせて、張った鎖が引かれてきゅむっと肉芽を摘み上げる。
「ぁあぅッ」
 その刺激にナミが嬌声を上げて身悶えた。下の口からはみ出したままのボールがぶるぶると震える。
 ルフィが再び片手をナミの膝裏から滑り下ろして、紐を咥え込んだままのその二穴に指を這わせた。
 そして後の孔には親指、前の孔には小指以外の3本の指をずぷりと突き入れた。
「ああっ、ぁああ」
 突然の挿入にナミの体が跳ねた。それにつられて乳房が揺れ、繋がれた肉芽がきゅっきゅっと引っ張られる。
「や、やぁあッ、ルフィ……!」
 根元まで突き入れられてぐちゅぐちゅとかき回され、揺さぶられて、ナミの悲鳴が倉庫に散った。




*2へ*

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 ルフィのイメージを壊してしまったらごめんなさい。メリー号における総攻めでおねがいします。
 このページだけだとまるで男性向けのようですが、Boysでないとえりょの表現ってむずかシー! 2は、まるっとゾロサン。

 05.09.24